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初詣―湯島天神―(平成15年1月1日)
御祭神は天之手力雄命と菅原道真公です。
俗にいう「学問の神」です。
これで、合格は間違い無しです。(w

実際は今年、愚弟が受験なので参りましたが、何と湯島天神には縁結びの御利益もあるとのこと。
神の導きです。
今年は素晴らしい出会いが待っているのに違いありません。
おみくじは吉でしたが……。
「まごころを、君に」「真心を忘れずに」という内容が書いてありました。

……全然、レビューになっていませんね。
けっこう混雑していて神社に入る前に行列に並ばなくてはなりませんでした。
その行列なんですが、何というか秩序が守られていました。(完璧とはいいませんが

受験組と思われる人は案外少なかったです。
まあ、受験する本人が行くものでは無いのかもしれませんね。
愚弟はしっかり行きましたが。

どういう星の巡り合わせでしょうか。
行列に並んでいるときにトイレに行きたくなりました。
そういえば、前にもこんなことがあったような気がするのですが、たぶん気のせいです。
かくて、行列を離れ、トイレを探すたびに出ることに……。

長くて短く、短くて長い道のりを越え、コンビニに辿り着きました。
御丁寧に「トイレだけの使用も可」とか何とかそんなことを貼り出していました。
細かい文面を覚えている暇はありませんでしたので。
おお、神よ。
そのコンビニの名前は「ファミリーマート」
以後、コンビニを利用するときは、可能な限りここを使わせて頂きたいと思います。
……近所には一軒もありませんけど。

そうして、私は無事トイレに入ることが出来、めでたしめでたし、だったらどんなに良かったことか。
神はまたしても、私に試練を与え給うた。(w

何とトイレに行列!
死よりも恐ろしい「恥」を意識した瞬間でした。

とりあえず、並びます。
すぐ傍にはトランクスが売っています。

(もしもの時はこれを……、いや、しかし、ズボンが無いな……)

とか本気で思いました。
並んでいたのは5、6人?
ちょっと記憶が……。

一人減り……二人減り……。
時間の感覚が曖昧です。

前の人に、すいません、ちょっと代わって貰えませんか、と言おうか本気で迷いました。

そうした葛藤を続けていた時!
目を疑うような信じられない出来事が!!

何か変な奴が俺の前に!
これはあれですかい?
「割り込み」ってやつですかい?

脊髄反射。
俺は奴を一瞥すると、奴の前にさらに割り込みました。(というか、元の位置に戻っただけ
さらにもう一瞥。(今思えば、相当、血走った目をしていたんじゃないかと
……男はどこへ行くともなく去っていきました。

以下、傍目には何事もなく。
しかし、自らの中では必死の戦いを続け、堪え難きを堪え。
そして、終に!(敢えてこの「終」の字を使おう……

…………。

めでたし、めでたし。

……まあ、あれだ。
昔話は概ね、「めでたし、めでたし」で幕を閉じる。
しかし、現実はそうとは限らない。
云わば同じ「めでたし、めでたし」でも重みが違う。
全く違う。
ただ、それを分かって頂きたかった。

天地神明に感謝を捧ぐ

追記
初詣自体は何の滞りもなく終了しました。

追記其の二
コンビニを出るときのガムを買いました。
手ぶらで帰る、なんてことはできませんので。
久し振りにガムを買いましたが、それは、中学の時、いつも噛んでいたやつでした。
で、そのガムなんですが、なんとロッテ!
アイゴー。

追記其の三
初詣の時とか滅茶苦茶混んでるじゃないですか。
二拝二拍手一拝なんて出来ねーじゃんかよと。

天皇誕生日一般参賀(平成14年12月23日)
駅に着いてから30分ほど迷いました。
駅を出て正面に皇居があるから、迷うはずは無いと思っていたのに……。
まあ、出口を間違えてしまったらねぇ。(遠い目
(日の丸がそこかしこに掲げられていたのが印象的でした。さすが東京)
出口は「丸の内中央口」です。
「八重洲中央口」ではありません。
皇居を訪ねる時はお間違え無きよう。

さて、たとえ、迷ったとしても、いつか道は開けます。
私は何とか「丸の内北口」から東京駅を脱出しました。
日陰になっていて、何だか少し暗いです。
朝ですから、人影も見当たりません。
何だか“右翼”の車がずらりと道の両側に並んで駐車されています。
……気にしてはいけません。
平常心です。
皇居の方向は判っています。
唯、そこに向かって進むだけです。

はうっ!

交差点のところで横から十数人の堅気でない雰囲気をお持ちのお方々がっ!
似非右翼≒暴力団の式が頭に浮かびます。
かといって、じろじろ見てはいけません。
平常心、平常心、平常心。
いくらなんでもいきなり因縁つけてきたりしないでしょう。
大丈夫、大丈夫、大丈夫……。

ほら! すれ違っても何ともありませんよ。

引き続き、皇居の方に進みます。

おっと、前方に男の人が一人立っています。
公安です。
もしかしたら違うかもしれませんが、公安です。
何で判るんだと聞かれると困りますが、この日この場所に立っているんです、多分、公安です。
一般の警察はともかくw公安に目を付けられるようなことをやった覚えはありません。
私は一般市民です。
拳銃なんか身に着けていません。
カバンの中に爆弾が入ってたりなんてしません。
本が2冊(孫子+明治大帝)入っているだけです。
なんかタイトルが微妙ですけど、「爆弾の作り方」とかよりはマシなはずです。
目を合わせぬよう、小走りにならぬよう、普通に進みます。
……職質されませんでした。
良かった……。

そうこうしているうちに「丸の内中央口」から来た(と思われる)人々と合流できました。
良かった、良かった。
お年寄りばかりかと思っていましたが、そうでもありませんでした。
若い夫婦とちっちゃい子供という組み合わせがけっこういてかなり驚きました。
親子連れ(子供が30代位?)と思われる人々もまた、なかなか。
外国人も微妙にいます。
ええ、しっかり、“右翼”の方々もいます。
そこかしこに警官が立っているので安心ですが。
前の人にくっ付いて進んでいると日の丸を配っている人達がいます。
なんか子供も配ってます。
……子供に配らせるのはどうかと。
なんか募金をお願いしている子供を思い出します。
そういうことは判断力がついた後、自分の意思でやるものだと思うんですが……。
とは思いつつも、旗は受け取ります。

誘導路に従い、手荷物と身体をチェックを受け、皇居へ。
初めて入りました。
衛兵というのか、儀杖兵というのか、よく判りませんが(兵ではないかな)皇宮警察(?)の人がいて、
何か凄いなぁと思いつつ。
普通の警官にけっこう女性が目立ちました。
男性だと威圧感を与えるから云々という配慮からでしょうか。
門がいくつかあるのですが、その両側には警官といっしょに私服の方々が目を光らせて(?)
いらっしゃいます。
ひとりひとり顔をチェックしているのでしょうか。
お仕事ご苦労様です。

広場(?)に出ました。
まあ、要はここが見申上げる場所なわけですな。
アナウンスによると、そろそろ皇族方がお出ましになられるようです。
なかなか良いタイミングです。
少し迷って時間を削ったのが結果的には良い方向へと影響したのだと思っておきます。

お出ましになられました。
みんなが日の丸も振り始めます。
当然、自分も。
数ヶ所で“右翼”の団体さんたちが「万歳」を連呼し始めました。
一般の人々でも「万歳」と言っている人は少しいます。
自分はというと、いろいろと葛藤がありましたが「万歳」はまたの機会にとっておくことにしました。

暫くすると、天皇陛下がお話始めなさいました。
少し涙ぐんでしまった自分はどうなんでしょう。

さて、お話が終わるとまた、日の丸を振り始めます。(例の如く自分も)
皇族の方々もお手を振ってお応えになられます。
つか、もう、この辺、上の空でした。
記憶が少々曖昧です。

皇族の方々は再び建物の中へと戻っていきます。
自分らも帰ります。
入ってきたのは正門の二重橋ですが、出るのは桔梗門など。

朝鮮語か中国語と思われる言語を操る人達が少なくとも三組はいました。
少し驚きです。
今思えば、台湾という可能性があったことをその時は気付きませんでした。

皇居内にお手洗いがありました。
……っていうか、家?
入ろうかと思ったのですが、何だか汚してしまいそうなので結局、止めることに。
入るだけ入っておけば良かったかもと思っても後の祭りです。

外では、記念グッズがいろいろと売っていて、少し欲しかったのですが、スルーでした。(何
東京駅への帰り道、なんか腕に赤いリボンをつけている人が目立ちます。
ブルーリボンなら判るんですが。
何か小学生くらいの子供までつけてます。
……何となく想像がつきました。
はい、「生長の家」です。
……これ以上のコメントは控えさせて頂きます。

その後は何事も無く、帰りました。
やけに長かったような気がしますけど(中身は薄いような……)これで終わりです。
敬語が間違っていそうな気がしてなりません。
勘弁して下さい。
今度、勉強します。

最後に一言。
「天皇陛下万歳」